【体験談】管理栄養士の資格をポジティブに考える5つの方法;資格は意味ない?必要ない?将来性ない?

お金をかけて管理栄養士の免許をとったのに、やりたい仕事ができていないことってありますよね。

そんなとき、管理栄養士の免許って意味あるのかな?必要あるのかな?将来性あるのかな?と不安に思ってしまいます。

そのお気持ちわかります。私も最初はそうだったから。

管理栄養士として、もっともっと充実した毎日を送りたいと思いますよね。

そんなあなたへ。

本記事では、管理栄養士の資格は価値があることを記述していますので、資格をポジティブに使うことを考えるきっかけになると思います。

管理栄養士の資格に対してネガティブ思考が止まらない方のお悩みをが、少しでもやわらぐきっかけになれば幸いです。

こんな方におすすめ

・管理栄養士の資格に対してネガティブ思考が止まらない方

・管理栄養士の資格って意味あるのか?と疑問に思っている方

・転職を考えている方

・管理栄養士としてこの先どのように生きればよいのか、分からない方

管理栄養士には多くの可能性がある確かな理由

どのような職場で管理栄養士として働きたいと思っていますか?

その職場は、一部のエリート管理栄養士だけのものとあきらめていませんか?

Fランク大学出身だからとか、偏差値が低いからとか、自分で可能性をつぶしたりしている方が多いそうです。

そもそも偏差値とはなんでしょうか。

受験時に偏差値が高かったというのは、その瞬間に古い知識を覚える能力のランキングが上位であったというだけの話です。

たしかに管理栄養士国家試験を合格するためには、このような知識をひたすら覚える能力が必要です。

でも、管理栄養士としての能力は、出身大学や、国家試験の点数となんら関係がない事実を、私はたくさん見てきました。

かくいう私自身も、偏差値は低かったし、国公立や有名私立大学の出身でもありません。

だから、まずは、すべての管理栄養士に多くの可能性があるのだということを信じましょう。

管理栄養士の資格にネガティブ思考がとまらない5つの理由

①仕事がない

保健所、学校といった公的機関(公務員)や、大きな病院、大学、大手の食品企業など魅力的な就職先には、厳しい競争が生じます。

このような施設・会社の管理栄養士の募集人数は限られています。

このような激戦の職場には、一度や二度と複数の挑戦をすることが必要になることも多いでしょう。

②仕事内容

管理栄養士は、保健所、学校、大学、病院、福祉施設、保育施設、食品企業、委託業者など幅広い分野で仕事ができる可能性を秘めています。

しかし、同じ管理栄養士という資格を使用する仕事なのに、就職した分野や場所で驚くほど仕事内容は違います。

対象者の栄養管理や食品開発などの魅力的な仕事がある一方、調理や献立などに明け暮れる職場もかなり多いのが現実ですよね。

③給料が安い

管理栄養士は国家資格なのに驚くほど給料が安いですよね。

国家資格が不要な中小企業の営業職や事務職よりも給料が安いのってちょっとショックです。

だから、管理栄養士の資格を持っていたとしても、管理栄養士として就職せずに、一般職で就職する人が多いのは残念なことです。

④人間関係

1つの職場の管理栄養士の数は比較的少ないです。

たとえば、300床の病院の管理栄養士の数は、たった3名とか普通にあります。

3名の内訳が、上から50歳代、40歳代、あなた、みたいなのも普通にあります。

だから、かなり狭い範囲の人間関係になることが多いですよね。

良い人間関係を築くためには、かなりのコミュ力が必要なので、ストレスが多くなったりすることも多いですよね。

⑤仕事量

働き方改革の名のもと、超過勤務やサービス残業は減りつつあります。

でも、そもそもの仕事量が多いので、残った仕事は翌日に繰り越されるだけで、いつかどこかでそのしわ寄せがくる人も多いのが現実でしょう。

管理栄養士の資格をポジティブに考えるための5つの方法

①希望する仕事につくために

管理栄養士の求人の中で、中小病院、クリニック、介護福祉施設、保育施設、中小企業などの競争率は、大病院や大企業に比較して高くありません。

委託会社などは、人材が不足しているくらいです。

ということは、つまり管理栄養士には仕事があるということです。

でも、希望する仕事に就ける人が少ないということですね。

その理由として、管理栄養士の1年あたりの合格者数は約1万人です。

1万人ずつ管理栄養士が増えていりということです。

その結果、条件のよい魅力的な大病院や大企業、公務員などの限られた管理栄養士の募集人数に、人々が殺到しちゃうのです。

つまり管理栄養士の免許だけで、その厳しい競争に勝ち抜くことは容易でありません。

管理栄養士の免許は最低条件で、加えて経験だとか、ある種のスキルだとか、他の資格だとかを持っていた方が有利になるわけです。

あなたの管理栄養士の免許は、どの程度の条件(経験、スキル、他の資格など)をかけ合わせることができているのかを振り返ってみましょう。

私も、大学を卒業して就いた最初の職場は、人間関係がつらくて1年で辞めました。

でも、そのつらい期間の中で調理とスケジュール管理のスキルは確実にアップしました。

私の場合、これが次の中規模病院への就職のステップアップにつながったのです。

②経験した仕事内容は管理栄養士としての財産

調理や献立などに明け暮れて、嫌気がさしている管理栄養士の方々もいることでしょう。

しかし、これは調理や献立が普通のレベル以上でできるという経験とスキルをすでに持っているということですよね?

どんな仕事内容であれ、それはあなたの管理栄養士としての価値を高める財産なのです。

たとえば、あなたが転職などで今よりも条件のよい職場にチャレンジするとしましょう。

以下のように、これまでの経験やスキルは、管理栄養士免許をアップグレードしてくれます。

管理栄養士免許の付加価値に関する公式:

管理栄養士免許 < アップグレードされた管理栄養士免許

アップグレードされた管理栄養士免許管理栄養士免許×これまでの仕事の経験×これまでの仕事で身に着けたスキル

このアップグレードされた管理栄養士免許が、あなたの希望する職場で働く可能性を高めるのです。

私は管理栄養士人生が長くなりましたので、かなりアップグレードされた管理栄養士免許をもつレアキャラクターだと自認しています。

私のレア度は以下の通りです。

私のアップグレード管理栄養免許=管理栄養士 × 調理・献立スキル × 病院での臨床経験・スキル×博士(学位) × 大学での教育力 × 研究・論文執筆力 × 少し英語を使える能力 × 複数の学会代議員 × 複数の学会資格(現在は失効) × 副業力(非常勤講師、講演、ブログ)

長い時間とある程度のお金をかけて醸成されたものには、それだけの価値が備わるのです。

③給料を増やす

条件の良い魅力的な大病院や大企業、公務員などは、1年ごとに数千円~1万円ほどのベースアップがあります。

しかし、それ以外の一般的な職場では、5年働いても給料があまり上がらないというところも多くあります。

一般的な職場の管理栄養士は、給料を増やすのは難しいのでしょうか?

その職場で給料を増やすのは残念ながら難しいでしょう。

今の給料に不満があるのでしたら、副業を始めるか、転職をすすめます。

副業や転職をすることで、1万円/月増加するだけでも大きいですよね。

私は、大学を卒業して最初の職場を1年で辞めた後、大きな病院に転職しましたが、数万円も月々の給与があがりました。

また、現在、私は非常勤講師(年間30万円)や各種講演(年間10万円以上)などの副業で、メインの給与以外からも多くはありませんが収入を得ています。

このブログは始めたばかりで、現在までに収入こそありませんが、私の計画では開始から1年で年間10万円くらいの利益を出せるのではないかと想像しています。

④人間関係を気にしすぎない

1つの職場の管理栄養士の数は比較的少ないので、狭い人間関係を良好に保つのは至難の業です。

あなたのコミュ力が高くて、良い人間関係の中で仕事が出来ているのでしたらいうことはありません。

でも、なかにはあまり上手な人間関係をつくることが出来ていない人も多いことでしょう。

その場合は、人間関係について気にしすぎないことをすすめます。

仕事に支障がない程度に、人間関係を割り切るのです。

私は、幸運にも人間関係で悩むことはあまりなかったのですが、それでも長く仕事をしていると苦手な人って出てくるのです。

最初は、仲良くなろうとか、嫌われないようにしようとか、考えすぎてストレスになっていました。

でも、途中から、ムリして苦手な人と付き合う必要はないかなと悟り、支障がない距離感を保つことでかなり精神的に楽になりました。

もし、あなたが陰湿ないじめや嫌がらせを受けているのであれば、メンタルが病んでしまう前に、転職を考えるべきです。

すでにメンタルが病んでいる人は、なるべく早めにその職場を離れるように考えてくださいね。

⑤仕事の効率化

仕事量が多すぎる、時間内に終わらない、などなど色々ありますよね。

でも、よく考えると、日常の仕事の中で、手をかけている割にはあまり役に立っていないこと、無くてもよさそうなことっていくつかありますよね。

ところで、あなたは仕事の効率化に関するビジネス書などを読んだことがありますか?

もし、このような本を読んだことがない、あるいはその読書量が絶対的に少ない状況で、忙しい忙しいといっているのであれば、読書がその突破口になるかもしれません。

キャベツを切るのも、2倍の速度で切ることができれば時短できますよね。

どのようにすれば、目の前の仕事の時間を20%削れるかということを考えるのです。

もしかすると、デスクの片づけ方、エクセルの裏技、スマホの使い方、便利アプリ、手帳の使い方、時間の使い方、朝活などなど、世の中に出回っている多様なビジネス書の中にヒントがあるかもしれません。

私は、仕事の効率化は得意な方だと思っていますが、それでも現在進行形で勉強中です。

無駄な仕事はとことん減らしていきましょう。

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まとめ

管理栄養士としての能力は、出身大学や、国家試験の点数となんら関係ありません。

ご自分に自信がない方は、まずは自分は自分のままでよいのだと、自己肯定するところからはじめましょう。

そして、あなたのこれまでの経験値やあなたの魅力を活かして、転職、副業、人間関係の改善や仕事の効率化をすすめていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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